不動産の登記簿謄本(登記事項証明書)について ~入手方法~
今回は、不動産の「登記簿謄本(登記事項証明書)」についてお話ししたいと思います。
近所にずっと空き地になっている土地があって、誰の土地なんだろう?
売ってはもらえないだろうか?と思われたことはありませんか?
土地に限らず、建物や区分マンション等の登記情報(所有権やそれ以外の権利等)は、
一定の手数料を支払えば、実は誰でも確認できるんです。
■そもそも不動産登記簿謄本とは?
不動産登記とは、わたしたちの大切な財産である土地や建物の所在・面積のほか、
所有者の住所・氏名などを公の帳簿(登記簿)に記載してあるものです。
不動産売買等にあたり、権利関係などの状況が誰でも調べられるようにして、
取引の安全と円滑をはかる役割をはたしています。
例えば、「この相手方は本当に売主なのか?」とか、
「権利部(甲区)(所有権に関する事項)に、『差押』と書かれているけど大丈夫なのだろうか?」
とか、そういうことが確認できます。
■不動産登記簿謄本の取得方法は?
不動産登記簿謄本請求方法については、主に次の3つの方法があります。
1 管轄法務局の窓口で請求する
管轄法務局の窓口に出向き、備え付けの請求書に必要事項を記入し提出するとその場で受け取れます。
2 郵送で請求する
管轄法務局に封書で「申請書」「登記印紙(手数料)」「返信用の封筒・切手」を
郵送すると返送してもらえます。
3 オンラインで請求する
管轄法務局がオンライン化している場合には、インターネットを利用して
請求することも可能です。
その他に交換サービス、登記情報提供サービスのホームページを利用する方法などもあります。
■お金はいくらかかるの?
・登記所の窓口に提出又は郵送する方法による場合の手数料:1通当たり600円
手数料は印紙にて支払います。現金を添えて請求することはできないので注意してくださいね。
・オンラインによる交付請求の手数料
オンラインで請求した登記事項証明書を指定した登記所で受け取る場合:1通当たり480円
オンラインで請求した登記事項証明書を請求した登記所から送付して受け取る場合:1通当たり500円
オンラインで請求した場合は少し割安になるんですね。
また、インターネットバンキング、モバイルバンキング又は電子納付対応のATMで手数料の納付が可能です。
◇ ◇ ◇
いかがですか?
冒頭、誰でも調べることができると書きましたが、
気になる土地がありましたら、是非私共にご相談くださいね。
見ず知らずの一般の方からいきなり「あの空き地売ってもらえませんか?」なんて話をしたら、
相手もびっくりして、不審に思われてしまいますから…。
次回は入手した登記簿謄本の見かたについてお話したと思います。
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