| 土地所有権の上下はどこまで? | 横浜・川崎・東京都内の不動産(新築一戸建て・中古一戸建て・土地・マンション)ならセンチュリー21ジェイワンホームズ

ジェイワンホームズ

コラムColumn

  1. ジェイワンホームズトップ
  2. コラム
  3. 土地所有権の上下はどこまで?

土地所有権の上下はどこまで?

今回は、「土地所有権の上下」についてお話ししたいと思います。

先日、某ラーメン屋の立体看板にある龍のオブジェの一部などが隣接地にはみ出しているとして、
しっぽ部分や壁のひさしの撤去を命じた判決が大阪地裁でありました。
その立体看板はお店を象徴するようなものだったのでニュースになりましたが、ご存知ですか?
改めて、土地の所有権は上下に及ぶものなんですね。

某ラーメン屋の件は「上」の話ですが、今回は「下(地下)」について
お話したいと思います。

■民法ではどう定義されている??
「土地所有権の範囲」については、民法207条において以下のとおり定義されています。
『土地の所有権は、法令の制限内において、その土地の上下に及ぶ。』

「地下○○mまで」というような明確な数字は、「法令の制限内」に委ねられています。

■法令の制限とは??
地下の範囲を規定する法令として、
「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法(大深度法)」があります。

大深度地下は通常利用されない空間であるので、
公共の利益となる事業のために使用権を設定しても、通常は、補償すべき損失が発生しませんので、
大深度法により、事前に補償を行うことなく大深度地下に使用権を設定することができます。

とはいえ、大深度地下はどのような事業においても使用できるわけではなく、
大深度地下使用法第4条に記載の通り、道路、河川、鉄道、電気通信、電気、ガス、上下水道等の
公共の利益となる事業を対象としています。

大深度法における大深度地下の定義は、次の(1)または(2)のうちいずれか深い方の深さの地下です。
(1)地下室の建設のための利用が通常行われない深さ(地下40m以深)
(2)建築物の基礎の設置のための利用が通常行われない深さ(支持地盤上面から10m以深)

(出典:国土交通省パンフレット)

この大深度法は三大都市圏(首都圏・近畿圏・中部圏)が対象地域となります。
首都圏で大深度法の使用認可を受けた事業には、東京外かく環状道路、リニア中央新幹線があります。

(出典:国土交通省パンフレット)

「えっ、うちの土地の地下が勝手に使われてしまうの?!」

気になる方は各事業のホームページにおいて公開されていますので、ご確認ください。

「うーん、どうやって調べたら良いのだろう…。」

自分でやらなくてもいいんですよ!
だって、ジェイワンホームズに頼めばいいんですから!

◇ ◇ ◇

不動産売却を円滑に進めるためには、
自分が所有している不動産の置かれている現状やポテンシャルを正しく理解しておくことが重要です。

あなたが売却しようとしている不動産は、地下にリニア中央新幹線があったりしませんか?

不動産売却に関するご相談は、ジェイワンホームズまで!
横浜から新しい不動産売却のカタチを提案します!

コラムの一覧に戻る